5年生授業

5年生「提案しよう、言葉とわたしたち」3~6時間目

5年生

さて、いきなり4時間分となります。なぜなら、この単元は総合的な学習の時間と横断的に行ったため。この4時間は子ども達グループでの活動が多くなった。
だが、せっかく国語とリンクさせているんだ。何か今後の国語に生かせることを試したい。そこで考えた4時間の実践。

毎時間の導入~視点を与える、手本を示す~

自分で今日の課題を立てよう。

T「さて、今日からは準備に6時間だったね。前回を除いてあと5時間。」
「早くやりたいと思うが、最初にやることがある。」

C「国語の力か。」
C「課題を書くんじゃない。」(これまでで、授業の始めには「課題」と「国語の力(本時で身に付ける力)」をノートに書くことが定着していた。)

T「そうそう。だけど今日からは自分で課題を立ててもらうよ。」

そう。この4時間は、毎時間全体で確認して立てていた課題をやめ、
一人一人に自分に向けた課題を立てさせた。

C「えー!」
C「何書こう。」

これは、3学期の説明文と、物語の読解でも取り入れたいことであったため、その練習も兼ねて行った。だが、突然課題を立てろと言われても、恐らく「~をしよう。」のような曖昧な、行動ベースの課題を立てそうな子が多かった。(実は3時間目は口で説明しただけだったため、「資料の準備をしよう」などが出てしまった。)
そのため、4時間目に予め資料を用意し、課題の立て方を簡単に説明した。

課題の立て方

1時間の課題の立て方(提案しよう、言葉とわたしたち 4時間目に提示)

今回の意図は2つ。

  1. 自由な時間だからこそ、その時間の視点をもたせて活動するため
  2. 学習したことを自覚させるため+次時へつなげるため

何もせずに始めると、恐らく資料探しや、発表の工夫をみんなで考えあっという間に1時間終了というのが目に見えていた。そのため、個人課題を立てさせることで常にそれぞれが自分の中に課題をもち、それに向けて活動できるようにした。

また、課題を立てることによって、自由な作業時間の中でも得たものを自覚させ、次時の課題設定や学習に生かせるようにした。

問題解決型にすることで、振り返りが書きやすくなる。

毎時間の展開~各自の時間、進捗把握と個々への指導~

ここから先はグループに分かれて活動を行った。
どのグループも活発に活動できるのが理想だが、やはりグループによって力の差がある。
なのでそこは、各グループを周り、声をかけたり進捗を聞いたりしながら個別に指導を行った。
具体的な活動の様子は子供たちが写ってしまうので載せられないが、作った資料が完成したら載せようと思う。

毎時間の終末~振り返りの時間を確保~

自分で立てた課題に対して、どのように学習できたか振り返る。
視点として子どもたちには、

  1. 本時の学習で考えたことや感じたこと
  2. 次時への見通し

を与えている。それを基にどの子がどのように考えていたか一覧にまとめ、具体的に振り返りが出来ている子の文章は次の時間に手本として示し、また課題を立てて学習をする。そうして4時間を提案の準備にあてた先週だった。

明日からは提案本番に向けて、さらに準備を加速させていく。

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