前時では、導入として、「身に付けたい力」と「何をすればよいか」という見通しをもった。この時間から実際に提案するために必要なことを学習していく。
前時はこちらから
5年生「提案しよう、言葉とわたしたち」第1時
教科書とは少し変え、「給食メニューを提案する」という言語活動を設定し、グループごとに学習の方法自体を工夫して行っていく。第一時では映像を使用し、意欲付けを中心に行った。
導入〜提案の準備に向けて具体的に〜
準備とは?
T「前時で出したのはこんなことだったよね。(板書をテレビに写す)」
T「さて、6時間準備したいって言っていたけど、準備って何するん?」
C「資料を集める」
C「資料を作る。」
C「レシピを考える。」
C「ん?あとなんだ?」
T「じゃあ、今日1日だけは休戦して、今後何をすべきか考えてから始めよう。」
展開〜資料集め、役割分担、話の内容、話し方〜
準備に欠かせない事とは
準備をするということは頭にあるが、具体的に何をすべきか、これまでの経験から考えさせた。
T「さて、具体的に準備って言うと何を浮かべる?」
C「話し方の練習」
C「話す内容を決める!」
C「提案のための資料の準備」
C「あとは、役割分担とか。」
T「じゃあ、君たちの思いつく限りの準備をここに貼ってごらん。」
そう言って、用意した模造紙を黒板に貼り、付箋を配った。
C「うわ、見えない。」
C「結構あるな。
C「6時間じゃ間に合わなさそう…」
大事なのは「相手意識」と「メインメッセージ」
提案するとなると、資料を無闇やたらに準備したり、とりあえずインタビューを始めてデータを集めたりする子がいる。それを避けるため、予め「誰に向けて」「何を伝えたいのか」を明確にさせておく。
例えば、今回の給食提案で言えば
「目で楽しみ、舌で楽しむメニュー」
など。
終末〜学びを自覚+次時の見通し〜
最後に本時で考えたこと、次回に向けた見通しをまとめさせて終わった。
次回の授業はこちらから
5年生「提案しよう、言葉とわたしたち」3~6時間目
発表に向けての準備となると、どうしても子供に任せた活動が多くなり、個々の差が生まれる。今回は事前に個人課題を立てさせ、学習を通して考えたり気が付いたりしたことを、授業の終わりに振り返るという実践を試した。
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