授業5年生

5年生国語「やなせたかし アンパンマンの勇気」3時間目 アニメと伝記を「読み」で結びつける

授業

さて、やなせたかしさんがどのような人生を送って、どのような出来事が人生の転機になったのかを、叙述を基に読んだ前回です。

5年生国語「やなせたかし アンパンマンの勇気」2時間目 文章内容の把握をする
前時では単元全体の見通しをもち、「アンパンマンのマーチ」を中心に考えを広げていくことを言語活動に設定した。本時では、実際に文章を読みながら、やなせたかしさんの「人生最大の出来事は何か」という課題を設定し、考えや生き方を読み取っていく。

本時では、一度、読み取ったことを基に「アンパンマン」というキャラクターについて考えていきたい。

導入~アンパンマンについて~

どんなキャラクター?

T「前回は、やなせたかしさんの人生について叙述を基に読み取り、どれが一番大きい出来事だったか考えたね。何があったか覚えているかな?」

C「弟が死んでしまった。」

C「あと、おにぎりを分けあう兄弟にあったことも。」

T「そうだね。そんなことを通して正義とは何か考えた結果、生まれたキャラクターがあんぱんまんだったね。」

先生
先生

じゃあ、アンパンマンってどんなキャラクターだったかな。

出てきたのは下の写真の内容通り、完璧なヒーローではなかったということ。

そこで疑問が生まれてくる。

先生
先生

なぜ、アンパンマンはこんなキャラクターにしたんだろうね。

展開 叙述を基に読みを深め、各自が答えを考える

アンパンマンに込められた思いは?

ここから、本文を読みながら、書いてある叙述、そこから考えられることを付箋にそれぞれ書き込み班で共有。

そこから「なぜ、アンパンマンなのか?」という問いに対する答えを各グループが出した。

各班で出た意見から考えられることを共有する。

今回の記事は言葉が少ないなあ。

なぜなら、ほぼ子供達に話合いで進んでいたから。

各グループの意見が出た後、お互いの考えから共通点や相違点を見いだした。

話合いを活発にするコツ

「なぜ、アンパンマンなのか?」

この話題ってなんかワクワクしませんか?(私だけでしょうか)

話合いを活発にするコツは、話型でもなければ、人間関係でもなく、やはり「話したいと思う話題である。」ことだと思う。

加えて、「自分の考えがある」「考えをもつことができる」ということも大切。

だって、答えが分かり切ってる単純なこと、「もう俺知ってる~」ってことをいちいち人と話し合うの苦痛だよね。

逆に「興味ない。」「考えてもわからん。」ということを話し合えといわれても困る。

もちろん、話合いを活発にするために、普段から細かい技も使っています。(聞き返し方とか、あいずちの打ち方とか、聞き方とか、攻め方、守り方、etc…)

でもやはり話題が大切。何を話し合わせるか。そこが教師の腕の見せ所。だから盛り上がらずに失敗するととてもへこむ笑

終末 考えのアップデート

そして、ここまでやなせたかしさんがアンパンマンに込めた思いについて考えたのち、やなせたかしさんの生き方について再度考察をする。

最初の時と今とで、考えが変わったかどうかをそれぞれがノートに書き込んでいく。

下は考えの変容が見られた子たちの一例である。

さあ、次回はもう一度本文をよく読み取り、段々と「アンパンマンのマーチ」に近づいていきますよー!

去年の実践+時期がずれてしまい申し訳ない更新でした。

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