さて、2年生最後の物語文、「スーホの白い馬」
最後の単元ということで、導入の本時では、子供達の思いを引き出すことから始めた。
導入〜今まで1年間で学んだこと〜
今回は2年生最後の物語文ということで、まずは子どもたちと振り返ることから始めた。
T「今まで色々と物語を読んできたよね。」
T「物語を読んでどんなことをしたり、どんな力を身につけたか覚えているか確かめよう!」
子どもとまずは物語の名前を確認し、次に言語活動や、身につけた力について考える。
T「どんなことを学んできたか思い出してみようか。」
C「ふきのとうで音読の仕方を勉強した!」
C「大きい声やはきはきした声だけでなくて、したことや気持ちに合わせて読んだ!」
C「スイミーはあらすじを勉強した!」
C「あらすじ紹介カード作るの楽しかった!」
C「ミリーは、本の紹介カード作って本屋さんやったね!」
C「お手紙ではがまくんとかえるくんに分かれてどんな人物かを研究した!!」
C「わたしはおねえさんでは、自分と比べて読んだよ!」
ここまで色々出てくるだけでも、一年間授業をやってよかったなと思う瞬間だ。
T「では、今日からは新しいお話を通して学習していくよ。」
展開~身につけてきた力は?~
今まで身につけた力の確認
T「じゃあ、今までどんな力が付いた?」
C「うーん、いろいろあるなあ。」
C「本を読んで紹介する力!」
C「文章の読み方」
C「気持ちを読み取る!」
C「文章から答えを見つける力!」
などなど。やはり出てくる。
T「そっかあ。いろいろな文章を読みながら、こんなにたくさんの力を身につけたんだね。」
2年生最後、何をしたい?
さて、ここからが本番。
T「じゃあ、今回はどんな力をつけたい??」
C「うーん」
うーんといいながらも子供たちは様々な内容をノートに書いていく。
C「全部完璧にしたい!」
C「読み取ったことをまとめたい!」
C「みんなで考えたことを話したい!」
などなど。
学びを自分たちで作っていく
今回の実践は、私の偉大な先輩方の実践を参考に行っている。単元で身につけてほしい力や、こんな言語活動が良さそうだというのは、あらかじめ頭の中にある。だが、子どもたちがこちらの考えを超えてくることは、授業をしているとたくさんある。そんな素敵な子たちと一緒に、どんな学びを広げていきたいか考えていくのはとても楽しい。
今回は結局、「国語会議」と題して、スーホで読み取ったことを会議し、さらに別の本で読み取ったことを話し合いたいということになった。
子供たちの期待に応えるべく、私も全力で準備をして次時に臨みたい!
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