全くの余談だが、コロナの影響で40分授業が続いている。5分て、短いようで授業の中ではとても大きい。本時はおさらいから要旨の読み取りから考えをもつところまでやりたかったが、ちょっと急ぎ足になった。
前時はこちらから
導入〜何が言いたいの?〜
まずはさらーっと説明文というもののおさらい。
T「さて、まずは全員で読み取っていきたいって話していたね。」
3連休明けでまだスイッチが入り切らない中、言語活動を自分たちで設定したことを確認する。
T「まずおさらいだが、筆者の考えはどこに書いてある?」
C「はじめ!」
C「もしくは終わり!」
C「双括型もあった!」
さすが、よく覚えている。
「そうだね、では今回の文章は、どこに書いてあると思う?」
C「終わりでしょ!」
C「いや、はじめかな??」
ここで比較したスライドを見せる。
こうするとどちらが重要か一目瞭然である
C「絶対終わりだ」
T「どうやら、そうだね。」「ところで、この考えを読んで、まずみんなは何と思う?」
この考えというのは窓を比喩として使った部分の事。
C「はあ?って思う。」
良い反応だ
T「先生も同感。これは、比喩だよね。ということはこの比喩が何か表しているはずだね。」く
展開〜付箋を使った読み取り〜
要旨のまとめ方
要旨は5年生なら見立てるから学習し続けていることになる。3学期の今となってはポイントがわかっててほしい。
T「要旨をまとめるのに必要なものは?!」
C「キーワード!」
T「そうだね、キーワードって??」
C「何度も出てくる言葉!」
いいねいいね。
T「 そのほかは?」
C「事実と考えを区別して読む」
C「事例を読み取る」
では、そこらへんを踏まえて考えてみよう
付箋を使った要旨のまとめ方
ここからはグループワーク
各グループに台紙となる紙、赤青の付箋を渡す。
色付箋にはいろいろな使い方があるが、今回は
「小さな窓」青付箋
「大きな窓」赤付箋
として、これらが示すものが何か叙述から探す。
そしてグループで集めた付箋をもとに、要旨をまとめていく。
ちなみに使った用紙はこちら。
良ければ活用してほしい。(PCからのダウンロードをオススメ)
筆者の言いたいことは?
全グループ出たのち、比喩についてまとめた。
窓=情報
景色=想像力、思考
というのが子どもたちの読み取りであった。
どのグループも要旨の中にこのキーワードが入っており、比喩について具体的に答えられていた。
しかし、読み取るだけではつまらない。次回の授業では、読んだから何ができるのかを子どもたちと考えていく。
終わりに
この文章では、4つの事例を用いて筆者が言いたいことを双括型で伝えている。
その4つの事例が何のために使われているのか、筆者は要するに何が言いたいのかを正確にとらえる必要がある。付箋を用いることで可視化し、難しい言い回しを整理していく。
加えて他のグループとの微妙なずれを全体交流で埋めていくと、より正確に筆者の考えを受け取ることができた。
説明文って、楽しいですね!
次の時間はこちら
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