今回は、2年生最後の話す、聞く単元について実践したことをまとめていく。
1年前の実践なので、うろ覚えのところもあるが、誰かの参考になったら幸いだ。
そして実は去年少しだけ更新をしていた。
今回はもっと具体的に書いていこうと思う。
関連して、「書くこと」の授業はこちら
導入
残念なことに、1時間目の画像が残っていなかった・・・。
話すことの授業に絶対必要なこと2つ
話すことと言っても色々な種類の会話がある。
相談、雑談、発表などなど。
これらの種類は違っても必ず必要なものが2つある。
それが
相手意識(誰に)と目的意識(何のために)である。
相手意識
今、誰に対して話すのかということ。
これが決まっていないと、当然内容が決まらない。
友達と家族、大人と年下では内容が変わるのは当然である。
だが、ただ決めればよいのではないのがこの相手意識。この後の話にもつながる。
目的意識
それがこの目的意識だ。「何のために今文章を考えているのか。」ということが明確でないと、そもそも学ぶ意欲がわかない。そして、目的が無ければ当然良い文章にしようと思えないので文章に工夫が表れない。
そして、先ほどの相手意識がブレブレになる。
今回は「友達」に「3年生になっても仲良くしたいから」
上の板書は(恐らく)2時間目のもの。相手と目的が決まっているから、何を話すか具体的な意見が出てくる。
展開①何を伝えるか
伝えたいことを1つ決める。
さて、相手や目的が定まったら、何を話すか考えるだろう。
その時私が良く使う手法の一つに
「伝えたいことを1つだけ決める。」
というのがある。
これは
「その手紙を通して何を伝えたいのか」ということを1つ明確に持たせることだ。
例えば
「来年も仲良くして欲しい」
「あの時、すごくうれしかった。」
「実は謝りたかった。」
などなど、何でもよいがとにかく、手紙で伝えたいことを決める。
だって、伝えたいことがあるからわざわざ話すんだから。
思い出話をつらつらして終わりじゃもったいない。と勝手に思っている。
何を書けば伝わるか考える。
さあ、何を伝えたいか決めたら、「伝えるために」何を書くか再度考える。
ここでようやく具体的な内容に入っていく。
ここまでの段階が無く「さあ、原稿を書いてみよう。」で書ける子は少ないと思う。
(私も作文が大嫌いだったが、これが理由だったなと今になって思う)
上記の写真は、話すことを具体的にした後、使えそうな今までの技法も併せて考えた。
この青、赤、黄色、というのは色分けした短冊の事。いきなり用紙に書かせるのではなく、まずは小さな紙に内容ごとに書かせる。そうすることで
①達成感を得られる。
②構成を考える手助けになる
の2点良いところがある。
(これは教科書にも同様の手順が載っていますね。)
終わりに
うろ覚えなので短い記事になってしまった。
が、単元の最初の流れはこのような感じが多い。
次の記事では、具体的にどんなことを指導して身に付けたかなんてことまで書こうと思う。
ということで、続きは次の記事で。
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