授業5年生

5年生「固有種が教えてくれること」「グラフや表を用いて書こう」第3時

授業

前時では、筆者が何を伝えたいかをキーワードを基に読み取った。早速子ども達も自分の伝えたいことを文章にする準備をしていくのだが、今回の目的である「図表やグラフ」をまだ用意していない。本時ではそれらを見つけるところから始めていく。

前時の授業はこちら

導入~図表やグラフって何?~

先生
先生

図表やグラフってどんなものがある?

C「棒グラフ」

C「折れ線グラフ」

C「円グラフ」

C「何か点が打ってあるやつ」

T「じゃあ図表は?」

C「わからない。」

T「たとえばこういうの」

そういって、2枚のイラストを黒板に貼る。

図表やグラフを用いる効果


C「ああ、こういうのか。(下の写真を見ながら)」

T「そうそう」

展開~図表を使う良さとは~

先生
先生

図表やグラフを使うと見やすいと話していたけれど、具体的には何で使うと良いのだろうね。

図表を確認したところで、調べる前に全体で図表やグラフの効果について押さえておく。

主に資料は、「文章だけでは伝わりづらい内容」を伝えるために用いる。つまり、文章で伝わることをわざわざ資料を用いて書く必要はない。

逆に、伝わりづらい数値や物事の関係性、変容や比較といったものは図表を用いることでとても分かりやすくなる。それらを掲示の周りにまとめた後、自分たちは何を基に資料を選べばよいかを考えた。

図表を用いる意味

図表を選ぶときには・・・。 

ただ、実際に子供たちが選ぶときはどのようにすればよいだろうか。

T「なんで、君たちは図表を使うんだっけ?」

C「説得力をもたせるため!」

C「見やすくするため」

T「いろいろ使うメリットとはあるけれど、今回は自分の考えに合うように選ばないとだね。」

図表を選ぶ際には「伝えたいこと」を明確にしておく必要がある。

今回の単元は「日本は良い方向or悪い方向に進んでいる」ということを主張するために意見文を書く。

そのためには根拠が必要。「〇〇だから日本は・・」そうすると、〇〇を伝えるために資料を集めればよい。

ということになる。

図を選ぶか、表を選ぶか、グラフを選ぶかは、伝えたい内容による。

この後それぞれが必要な情報を集める時間とした。

終わりに

本時は図表を用いる文章について考えるという、本単元の目標に直結する時間だった。

だが、この時間で考えさせるのではなく、ここを出発として、毎時間図表について考えさせていく。

調べるのは楽しそうに行っていたが、次回は説明文に戻り、どのような使われ方をしているか考えていく。

今回は意見文だが提案文の授業はこちら

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