さて、ついに夏休み。1学期があまりに忙しすぎて、全く更新できていなかった。
だが、誰にも教えていないこのブログも読んでくれている人がいることが分かったので、やはり更新を頑張らないと。
夏の間に去年の実践や1学期の実践をまとめていく。
導入~今の日本って良い?悪い?~
まず、今回の学習は、「読むこと」「書くこと」の複合単元である。
これらを学習する時にはいろいろな方法が考えられるが、今回は次のように展開していった。
さて、みなさん。普段いろいろなニュースを見ていると思うけれど、どんなニュースが世の中にはあるかな。」
C「交通事故とか!」
C「コロナ!」
C「殺人事件」
T「いやいや、悪いニュースだけでなく、良いニュースはないのか?」
C「誰かが何か達成したとか。」
C「発明に関すること。」
C「ノーベル賞!」
T「なるほどね、色々あるよね日々の出来事って。」
じゃあ、みなさん。日本は今、良い方に向かっていると思う?それとも悪い方に向かっていると思う?
T「良いと思う人は〇、悪い方だと思う人は×をノートに書きましょう。」
この単元で身に付けたい力は「図表やグラフを用いて文章を書く」というところ。だが、文章を書くには当然だが、「相手意識」と「目的意識」が必要になる。
昨年のこのクラスは、意見を対立させるのが好きだった。そのため、あえて最初に2つの答えを用意し、どちらか選ばせることで立場を明確にさせた。
展開~説得力をもたせるために~
T「さて、みんなどちらにしたか聞いてみよう。」
C「〇!」
C「いや×だな!」
結果は圧倒的に×が多かったが、〇も何人かいた。
T「さて、同じクラスで、同じ日本に住んでいるのに、やはり考えは違うね。」
ここで、考えを共有するためには自分の考えを持つこと。そのために文章の作成が必要だと確認する。
文章を書くのに必要な力
ここで、1学期に書いた報告文を見せる。
T「これ、みんなで書いたよね。どう、説得力あるかな。」
C「文章はいいけど。読みづらい」
T「なんで?良い文章なのに。」
C「なんか、文字ばっかり。」
良い反応。
T「じゃあ、文字以外に何が使えるの?」
C「グラフとか。」
C「あと色とかイラストとか。」
C「表とか写真も。」
T「じゃあ、今回はそれを使って書いてみようか。」
こうして、言語活動が「図表を用いた文章作成」になった。
書くだけ?
ここで、今回書く文章が「意見文」という種類であることを伝え、意見文が何かを知っているか問う。
書いたことない子たちは意見を述べるということだけは分かるが、読んだことはないと。
書いたことないなら、手本が必要だな。何か良い手本はないかね。
T「手本はどこにあると思う」
C「教科書の文章じゃない?」
T「ということは、教科書の文章を参考にしながら、自分たちの意見文を書くということだね。そうすると単元計画の途中に読むことも必要だね。」
そう、こうして「読むこと」と「書くこと」の入れ子構造にして、あくまで「書くため」に「読む」という目的意識をもたせた。
終わりに
最後は三段論法で自分の考えを述べさせた。
A=B
C=B
C=Aという論法だ。今回でいうと。
良いくらし(悪いくらし)は〇〇だ。
日本は〇〇だ。
だから日本は良いor悪い
となる。
こうすることで、〇〇の部分を図表を用いて説明することとなる。
今回は意見文だが提案文の授業はこちら
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明日も楽しんで授業を作っていきましょう!
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