授業4年生

4年生「思いやりのデザイン」~表現の工夫を見つける~

授業

怒涛のように忙しい5月が終わった。全く更新できていなかったので、ここからまた、全力で授業実践を投稿していくぞ。

誰にも教えず、検索に引っかかった人しか見れないこのブログですが、見てくれている人に感謝して、今日も更新していきます。

3年生での説明文の実践はこちらから

3年生「こまを楽しむ」1時間目 学習課題を自分で見つける授業
今回は説明文の単元。新たな試みとして、教師が本時の課題を提示することをやめた。子供達にその日に学ぶ問いを選んでもらい、教師は全力でそれらの意見に対して個々に問い返していく。そんな授業の導入をどのように行ったかまとめてみました。

導入~説明文って何?~

今年は6年担任をしつつ、4年生の授業を担当しています。

T「今日から新しいべんきょうをしていくよ。」

C「お、なんだ?」

T「今日は説明文をやるんだけれど。みんな説明文て知ってる?

C「もちろん知ってるよ!!」(当たり前じゃんとでも言うように。)

T「じゃあ、聞くけれど、説明文てどんな文章?

C「え、説明する文章。」

C「登場人物が出てこない」

C「はじめ、中、終わりで分かれている。」

C「なんか難しいことについて話す文章。」

うむ、今までの学習から言えているな。だが…。

T「もっと簡単に言おう。」

T「難しくないことは説明文じゃないのかな?人が出てきたら物語??必ず何かを説明しているのかな?」

C「うう~ん。」

説明文とは・・・。

ここで最初に確認

T「よし、今日覚えよう。簡単にいうと、説明文とは『筆者が言いたいことを言う文章』だよ。」

C「え、それだけ?」

T「そう、これが全て!」

私

説明文とは「筆者が言いたいことを言うため」に書いている。例えば1年生「じどう車くらべ」では、3台の車を紹介したいわけではなく、「車にはそれぞれの働きがあり、そのためにつくりが工夫されている」ということを伝えようとしている!

子ども達
子ども達

確かに!じゃあなんでこんなに文章が長いの

さあ、ここが重要。

展開~説明文が長い理由~

筆者が言いたいことは決まっているのに、文章はやたら長い。その理由はただ一つ。

T「君たちは、先生が『オムライスはこの世で一番人気がある』と言ったら、信じる?」

C「信じない。」

T「なんで??本当かもしれないのに!」

C「だって、理由も証拠もないもん!」

T「そう、それが文章が長い理由。言いたいことだけ言ってもわかってもらえないから、筆者はあの手この手を使って、なんとか納得してもらおうとあらゆる技を使っている。」

これが毎年やる説明文の導入。言いたいことは一つ。それを伝えたいから段落を分け、事例を用いて、時には反例や図表といったものも使う。

これが分かっていないと、学びが日常に生かされない。

T「さて、みんなはどんな表現の技を知っているかな??

聞いたあと、考えさせ、下のような意見が出てきた。

「思いやりのデザイン」表現の工夫

T「さあ、今日から読んでいくけれど、読んで何ができるようになりたい??」

C「技を見つけたい!!」

C「いや、もっと考えを分かるようになりたい。」

T「じゃあ、今回はその2本立てだね」

こうして今回の学習の目標が固まった。

というわけで早速チャレンジ!した授業は次の記事で


授業に関するお問い合わせはこちら

授業相談も承ります。(国語

コメント

タイトルとURLをコピーしました